医療現場でのターミナルケア

医療現場ではターミナルケアが必要になることは多く、看護師にとって大きな苦労となりがちです。患者の最期を見届けるのは精神的な負担が大きいのは確かでしょう。当人の看護をずっと続けてきたという場合には特にショックが大きく、立ち直れなくなる看護師もいます。ターミナルケアを続けるうちに、だんだんと心の置き方を学んで動じないようになっていけるのが通常ですが、精神的な負担が気にかかって不安を抱えてしまう看護師も多いです。
しかし、医療現場では必ずターミナルケアを行わなければならないわけではありません。診療科によっては、死期が訪れるような患者が全くいないという場合もあるからです。整形外科や歯科、眼科などはその代表的な診療科であり、ターミナルケアの苦労を感じずに働けるでしょう。他にも、皮膚科や形成外科など様々な診療科が該当しています。
最先端の医療現場となると、どうしても死に面している患者を扱うことが多くなるため、必然的にターミナルケアの必要性が高くなりがちです。がんや心疾患の治療が代表的なものですが、あえてその道を選ぶ必要はないので、自分に合った診療科を選ぶようにすると良いでしょう。ターミナルケアの経験を積むと、深刻な症状の患者にも対応しやすくなるのは確かですが、それが原因で精神的に病んでしまうリスクを抱えるのは賢い選択だとはいえません。避けて通れる道なので、少しでも懸念がある人はあえて険しい道を選ばないようにしましょう。
もちろん、看護師の苦労をはターミナルケアに関することだけに留まりません。こちら((http://iryogenbanokuro.com))では看護師のその他の苦労や他職種の苦労などについても触れられており、医療現場のリアルを知ることができます。